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『あなたは あなたが 使っている言葉で できている』を読んでみた。

こんにちは!Sueです。

紀伊国屋に行ったら、目的ではなかった本が目に入ってきました。

邦題は、『あなたは あなたが 使っている言葉で できている』ですが、英語のタイトルは、『UNFU*K YOURSELF』です。

英語のタイトルの方がしっくりくる感じもします。

根拠のない自信というか、「やればできないことは何もない」という自信はあるのに、時々うじうじしてしまうことがあります。

そんな時の自分は好きじゃないんだけど、プライドみたいなものなのか、左脳なのかがじゃまをしているのかなんなのかわからないけど、うじうじしてしまいます。

言葉の使い方もその要因のひとつなのかな、と思っていたりします。

なので、気になったんだろうなと思われます。

ちなみに、ポジティブな思考を持てとか、自分を愛そうという類の内容ではなかったです。

たまに書いてあることがおもしろくて、笑ってしまいました。きっと私だけです。

この人の講演会があったら聞きに行きたいです。

書き方が私好みなので、きっと講演会も私好みな気がする。

 

第1章 最初に心に刻むべきこと

人間の一番の話相手は自分自身。

頭の中に自動的いうかんでくる思考にはほとんど無反応なのに、自分が重視する思考には過剰に反応する。

ポジティブな会話をすれば、気分がよくなり、自信が増し、生産性が高まるといった好影響が出ることが解明されている。

逆に、ネガティブな会話は気持ちを落ち込ませ、絶望を招く。

ささいな問題なのに大問題のように思い込み、ありもしない問題を作り出す。

場合によっては、想像を絶する苦しみを味わいかねない。

問題をどうとらえ、どう表現するかは、すべて自分次第。

それは足かせにもなれば、前に進むための踏み台にもなる。

最初の一歩は、自分のためにならないしゃべり方はやめて、ためになるしゃべり方を意識すること。

「~する予定だ」「~するつもり」といった言葉はNG!

無意識は「それなら今やらなくてもいいか」と思い込んでしまうから。

そうではなく、「◯◯する」「自分は◯◯だ」「受け入れる」「◯◯を歓迎する」などの現在形の断定的な言葉使いにする。

セルフトークをアサーティブ(主張型)に変えて、うやむやにするようなしゃべり方になっていないか注意しよう。

 

第2章「私には意志がある」

ずっと先延ばしにしていたことに取り組む意志はあるか?
人間関係の不安と向き合う意志はあるか?
給料アップを求めるか、さもなくばこの最低の仕事を辞める意志はあるか?

あなたが立ち止まりぐずぐずしている間も、人生は止まってはくれない。

あなたを置いてどんどん進んでいく。

「できない」とか「能力が足りないから動かない」という見方はやめて、「意志がないからだ」という感覚を持つようにしよう。

「もうイヤだ!」という意志でも良い。

新しい仕事を探しているなら、イエスを意味する「意志がある」
仕事を辞めたいなら、「もうイヤだ!」の方が合っている。

効果は同じなので、どちらを使うかはその人の性格や状況次第。

状況を変えるために行動する気がないなら、どんなにイヤでもそれはあなたが選んだ人生。

それから、現実離れした目標も問題。

問題は、そもそもなぜそうしたことを目標にしたのかを忘れてしまっていることにある。

どうしても欲しいなにかがあるのなら、現状打破して目標へ至るまでの道筋を考えるといい。

目標達成に必要な行動を取るのがイヤなら、本当はほしくないというサインだ、ということも覚えておこう。

 

第3章「私は勝つに決まっている」

愛情にうえていた子供時代を振り返る。

疎外感を味わった青春時代や、恋愛映画の破局シーンのような終わりを迎えた過去の恋を振り返る。

自分はいつもこうだ。

そんなある日、ある人と出会い、喜びと興奮、未来への希望で胸が躍り、人生が輝く。

ところがあるとき、2人の関係が破綻していることに気づく。

2人は別れを選ぶ。

負けたように思えるかもしれないが、実は輝かしい大勝利なのだ。

こんな人生なんて望んでいないはずなのに、勝っている。

どういう意味か?

実はあなたは、自分を一生愛してくれる相手なんて現れないということを証明するために、その人に恋をしたのだとしたら?

つらかった子ども時代や、過去のひどい恋愛への無意識な反応として、その人に惹かれたのだとしたら?

自分には愛される価値がないと決めてかかって、それを証明しようとがんばり、そして大成功!!というわけ。

「自分には愛される価値がない。」「自分は賢くない」「自分は負け犬だ」という言葉を無意識に繰り返されていたら、それを証明する達人になっていくのは当然。

今の惨めな状態は両親のせいだと証明したがっている場合もある。

自分や他人、人生はこういうものだという先入観、それが、あなたのうちに秘めた力が引き出されるのを阻んでいる。

抜け出すには、自動思考を変えるという大変な作業が必要。

人生のいろいろな場面を振り返り、それらをつなぎ合わせて、自分が抱いている思い込みを探り出そう。

何日ジムをさぼったかを思い出そう。

銀行ではなく、ショッピングモールに足が向いてしまった理由を考えよう。

そうした作業をとおして、何かに対する「勝利」が隠れてないかを確かめよう。

人にはみな勝ちグセが備わってるんだから、正しい対象へ向けよう。

そうするにはまず、自分が変えたいと思っていることを思い浮かべる。

心から前に進みたいと思っているのはどの部分か、心から達成したいのはどんな目標か。

次は、それをいくつかに分割する。

具体的にどんなステップを踏めば目標へ達成できるか、進捗の確認に必要は指標は何かを考えよう。

問題と真正面から向き合ったら、自分に対する印象がどう変わると思うだろうか。

挑戦を歓迎し、自分をもっと深く、有意義な形で理解していこう。

 

第4章「私にはできる!」

生きていれば、問題は必ず起こる。

例えばお金の問題を抱えている人は、意識しているしていないに関わらず、食事がストレスになったり、家族にイライラすることも多くなる。

パートナーに腹がたち、子どもを避けるようになる。

こんな例ように、ネガティブな体験は拡散する。

そんな時は、一歩下がる、いや、一歩と言わずに、もっともっともっともーーーっと下がってみる。

人生の全体像をありのままの姿で見つめられる場所まで下がってみる。

そして、特に記憶に残る楽しかった出来事、うっとりするような思い出をいくつかピックアップしてみよう。

それだけではなく、次は、つらかった時期や打ちのめされた出来事を思い出そう。

あなたはどうにかこうにか苦境を乗り越えてきたわけで、経験のすべてが今のあなたを形成しているのだ。

今度は、未来に目を向けてみよう。

そうすると、楽しいことばかりではなく、試練や苦難の時期はやってくると想像することができるよね。

いいことも悪いことも、これまでと同じように乗り越えることができると想像できるよね。

どんなことにも解決策はある。

ないように思えるときもあるが、それはまだ見つかっていないだけ。

見つからない理由の多くは、問題との距離が近すぎることにあるので、また、ぐいーーーーーっと下がって、全体を眺めよう。

問題を客観視できたら、あとは「私にはできる!」

 

第5章「先がわからないからおもしろい」

人間は、はっきりしたものを求め、不確実な状況を避けたがる。

成功者は、常に見通しを持っていたように思えるけど、頂点まで上り詰めたのは、先の読めない状況にも足を止めなかったから。

居心地のいい今にとどまろうとすればするほど、明日への不安はましていく。

目的地なんて実際にはありはしない。

あるのは探検して、探検して、探検する日々だけ。

道の世界にはたくさんイヤなことがあるだろうけど、同時に、いいこともたくさん待っている。

成長や進歩の機会があふれている。

自分がコントロールできることに集中して、天気や株、他人からの批判や乾燥といったどうにもならないことで思い悩むのはもうやめよう。

これからは自分の人生を生きて、堪能し、生き生きと過ごせばいい。

確実なものを求めて、すべてをはっきりさせようとすることをやめれば、ストレスは半減される。

わかることなんてひとつもない。

「先がわからないからおもしろい。」

そう思うようにすると、人生を変えるパワーが生まれ、人間関係もキャリアも変わってくる。

 

第6章「自分は思考ではなくて行動だ」

あなたという人間を決めるのは、頭の中にあるのじゃなくて、行動。

何かを成し遂げている人たちは、イヤな気持ちを味わいながらも、思考に引きずられない行動を取ることができる。

単にやるべきことに集中して、無理やりにでも行動しているだけ。

ベッドから出たくない、仕事に行きたくない、責任を引き受けたくない日は誰にでもある。

最終的にこれをやるということは、どうしてもやりたくないことに取り組んでいるということ。

つまり、今のあなたにも、思考と独立した行動を取る力があるということ。

心が完璧に整うのを待っていたら、いつまでたっても何も始められない。

行動のメリットには2つある。

1つめは、行動すれば必要なことができる。

2つめは、行動は、思考を変える一番の近道になる。ということ。

自分のためになることをやっていれば、行動と思考が近づいてくる。

心は現実とかけ離れたかかたちで世界をとらえやすい。

その原因は、解釈や誤解、週間、常識、文化的、家族的な価値観がフィルターをかけるから。

実際の人生と、自分が考える人生、理想の人生との間のギャップにはさまれてもがくことになる。

ネガティブな考えが浮かんでゆううつになったときは、すぐに自分のためになる行動を取ろう。

やればやるほど慣れていき、そのうち「あれ、やれるじゃん、自分は成長してる!」とハッと気づくはず。

ポジティブ・シンキングとか、ネガティブ・シンキングは関係なく、感情を切り離してとにかく行動する。

「自分は思考ではなくて行動だ」

心と体に負荷をかけ何かを体験し、恐怖と向き合い、失敗という形でも何かを最後までやり遂げて初めて本当の意味で自分を変えられるから。

 

第7章「私はがむしゃらになる」

自分が心から誇りに思える成果を思い浮かべてみよう。

「安全圏」の外でがんばっていたはず。

何か新しいことにチャレンジしていると、壁に行き当たった時に、疑問が生じる。「本当にこれで良いのだろうか?」と。

まわりの”あなたのことを思って”じゃまをされることもあるだろう。

それでもあなたを前へ進ませるものはただひとつ、がむしゃらさだ。

頼れるものがほかに何もなくなって初めて感じられる。

のぞみをかなえたいなら、とにかく粘り強く前へ進み、自らの権利を主張し、必死で取り組むこと。

人生には、無理やりにでもやらなくちゃいけないときがある。

道は切り開くものであって、たどるものじゃない。

必死さはその人に残された最後の武器になる。

そのコツは、目の前の問題に集中すること。全神経を注ぐこと。

すぐに劇的な変化をすることはないが、何も起こっていないように見えても、実際には変化が生まれている。

目に見える成果はなくても前進している。

「がむしゃらだ。」

 

第8章「私は何も期待せず、すべてを受け入れる」

人生の一大プロジェクトに取り組む時は、誰だってリサーチをして準備を始める。

実体験や本の情報、聞いた話、想像を使って必要なものを集める。予想図を思い描く。

アドバイスを求め、たくさんの情報を収集する。

そしえ、見通しを立てる。

そのイメージが計画立案のひな形になる。

だが、実はそれと同時に隠れた期待も組み上がっている。

気持ちがなえたり、大胆さや冷静さをなくしたりすることがあるなら、それは隠れた期待を持っていたという証拠。

隠れた期待を見つけ出す方法は、人生のうまくいっていない部分をピックアップする。

「どうなるはず」だと思っていたかを書き出す。

どんなプランを持っていたか、明らかにしたいから。

次に、予定ではどうだったか、それをできるかぎり詳しく書き出す。

今度は別の紙に、実際にどうなったかを書く。

こっちも、イヤになるくらい詳しく書き出そう。

なぜそうなったか、今どんな状況か、期待どおりにいかなかったことをどう思うか。

そして両方を見比べてみよう。

次は、ギャップに対するネガティブな感情が現実にどんな影響を与えたかを考える。

それによって自体は好転した?問題は解決した?

まさか!いいことなんてひとつもなかった!!

そう。期待を切り捨てよう!

予測がつかないという事実を受け入れて、実際の状況と向き合おう。

予測を繰り返すよりも、目の前の物事をそのまま受け入れ、問題が出てきたら解決するほうがずっと成果がある。

「何も期待せず、すべてを受け入れる。」

妥協するという意味ではない。自分の心をコントロールするため。

心を落ち着け、状況に力強く対処できるようにすること。

期待したせいでがっかりしていることに気づいたら、そのまま受け入れる。「それでいい」と。

新しい仕事になじめなくても、一歩下がればそれでいいことに気づく。

仕事も同僚との付き合いも、時間が解決するものだから、ちょっとしたミスや新しい同僚との距離感がつかめないのも、それでいい。

他人に対する期待を手放し、起こったことをそのまま受け入れる姿勢を学んだ瞬間、人間関係は劇的に改善する。

自分が期待する人生ではなく、今の人生を愛そう。

 

第9章 次はどこへ?

人の命には限りがある。いずれ死ぬ。

その時に後悔することは、何も成し遂げることができなかったとか、目的のものが手にはいらなかったということではない。

挑戦しなかったこと。

自分をごまかして、できない理由を心で口にしながら暮らしているあなたと、望みの人生を送っている人との唯一の違いは、やったかどうか。それだけ。

内面を改善するには、外の世界で動けばいい。

過去を忘れたいなら、未来を形づくればいい。

何か大きな、これまでにない大きなものを築こうすればいい。

本気で人生を変え、望んでいた自由をつかむ気があるなら、次の2つのことを実行しよう。

1. 今やっていることをやめる

今の状況を招いた習慣を確認しよう。

ソファでTVを見ながらぐーたらしてしまうせいで何もできないなら、それをやめればいい。

近所のドーナツ屋へ行くのをやめられないなら、やめればいい。

もう言い訳をするのはやめよう。自分をごまかすのはやめよう。

ネットフリックスを選ぶか、自己投資を選ぶか。ドーナツか誇らしげな体つきか。

必要なのは、どっちを選択するかだ。今やっていることをやめない限り、人生は変えられない。

2. 前へ進むのに必要な行動を取る。

仕事を変えたいなら、一歩踏み出して求人に応募する。

外へ出て人脈を気づく。

応募広告に目を通し、友人と話し、参考になるものを手に入れる。

言うだけじゃなくて、本当に実行する。

悪しき習慣を断ち切っても、かわりに何か別の習慣を身に着けなければリバウンドが起こる。

悪い習慣を自分のためになる習慣へ置き換えることで、新しい人生をつくりだしていこう!

行動だけが、あなたを今いる場所から引っ張り出して、望みの場所へ連れて行く力を持っている。

自分の人生を生き、自分自信として生きる権利を主張しよう。

 

この本、ぜひおすすめしたい。

あなたは あなたが 使っている言葉で できている
『あなたは あなたが 使っている言葉で できている』
ゲイリー・ジョン・ビショップ (著)

 

タイトル画像:Gerd AltmannによるPixabayからの画像

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