こんにちは!Sueです。
最近、まだ読んでない本の山の中から何気に手に取った『安売りしない会社はどこで努力しているか?』村尾隆介(著)という本を読みました。
思いがけず、欲しかった情報を手に入れることができ、「やっぱり本は読んでおいて損はないな。」と改めて思いました。
●年間3冊しか読書してこなかった私が、「年間360冊本を読もう!」と思ったきっかけ
●360冊読むのは無理だとしても、320冊は読むと決めてみた
●親を喜ばせるため、マンガ購入していた幼少期
●長く暗い道のりの始まり
●自己流の目的を定めてみた。
●雲の中から抜け出せた!と思ったら、また雲の中へ
●やったぜベイビー、祝、目標達成!
●私が習った速読法
●私が受けたものとは違いますが、トレーニングもあるようです。
年間3冊しか読書してこなかった私が、「年間360冊本を読もう!」と思ったきっかけ
30代半ば、仕事を”頑張っていた”時に、体調を崩しました。
うまく説明できないんだけど、1日中、身体全体の神経が逆だってる感覚っていうのか、
2~3時間しか眠れず起きた朝みたいな感じがずーーーっと続いてるっていうのか。
実際に震えてはいないけど、なんか身体の内側が震えてる!?という感覚。
夜寝る前は、呼吸していない感覚に襲われ、あれ?どうやって呼吸してたっけ?と思って、そのうち心臓がばくばくし出して、ヤバイヤバイヤバイ…私、このまま死ぬんだ…と思って、疲れて気づいたら寝ていました。
ほんとにこのまま死ぬんじゃないか、と毎日思っていました。
大学病院まで行き、24時間心電図もとってもらったのですが、原因は不明。
この時、良かったことは、お医者さんが、「んー。わかりませんねー。でも身体に異常はないので、大丈夫ですよ!」と言ってくれたこと。
ストレスですね、とか、仕事で悩みを抱えてるのではないですか?とか言われてたら、名前のついた病気になっていたかもしれません。
そうか。病気じゃないなら、この症状ってなんだろう?
しばらく考えてみました。
本当は、仕事で、次のステップに進む時期だと頭の中でわかってるのに、面倒だから目を背けて、簡単な作業ばかりやってることが原因なんじゃなかろうか?というところに辿り着きました。
ですが、そもそもどうやったら次のステップに進めるのかかわからない。
よし、困った時は本屋さんだ!と思い、本屋さん通いが始まりました。
360冊読むのは無理だとしても、320冊は読むと決めてみた
何がわからないかもわからない、という状況だったので、とりあえず、質より量を目指しました。
単純に、1年365日なので、まあ、5は一旦ムシして、360冊を目指すことにしました。
ただ、途中でくじけるかもしれないので、300冊読めたら、80点で合格にしようと決めました。
360冊: スバラシー!!
320冊: 100点!
300冊: 80点
それ以下: 一生、今いる闇から抜け出せないし、今後一切、成長できないよ。
という目標です。
なぜこんな無謀な目標を立てたか、って?
できない気がしなかったから。
100点は絶対とりたい。
んで、私の場合、必ず、目標プラスアルファで計算しないと、100点取れないので、
あえて、360割る12ヶ月で、計算。
そうすると、
1ヶ月で30冊。
1ヶ月4週間で割って、1週間で8冊。
数字だけ見ると、できそうじゃないですか?
とは言っても、1年に3冊読むのがやっとだった私がいきなり多読できるのでしょうか?
親を喜ばせるため、マンガ購入していた幼少期
子どもの頃、マンガでもいいから本を読んでほしいと思う親に喜んでほしくて、読みもしないマンガの本(付録が付いたやつ)を買っていました。
母「マンガ読むようになったんだね!」
私「私が本を買ったら、お母さん嬉しいでしょ? 私は付録があればいいから。」
というエピソードを今でもたまに聞かされます。
そのくらい読書に興味がありませんでした。
読書好きの友人に憧れて、彼女が読んだ本を私も読んでみよう!と思っても、1冊読破できるかできないかという感じ。
社会人になって、やはり、読書好きの同僚に憧れはするものの、いざ自分で読もうと思っても、全然進みませんでした。
読書してる人って、賢いんだよね。
読書の習慣が身についていることも羨ましかったです。
長く暗い道のりの始まり
amazonで書籍買うにも、何を選択したらいいのかわからなかったので、本屋さんへ。
どこから始めたら良いのかわからなかったので、とりあえず、仕事関連のキーワードを中心に、目についた本を片っ端から買って読むことにしました。
6冊、とりあえず買ってみました。
足りない分は、amazonで。
あーーーーーーーぜんっぜん読めない。
実は、25~6歳くらいの頃、やっぱり、読書ができるようになりたい、と思って、2日にわたって開催された速読(フォトリーディング)セミナーに参加したことがあります。
びっくりするくらいお支払いした記憶があります。
参加して思ったのは、やはり、練習が必要だということ。
そりゃそうだよね。
参加者の中には、ダマサれた。と本気で言ってた人もいたけど、どんなことを期待してたんだろう?
何を習得するのにも、魔法はない。
ただ、私の場合、そこまでわかっていながら、せっかく参加したのに、全く練習せずにいました。
この360冊読書を開始したのは、確か、34歳くらいの時。
セミナーから、この間、ほぼ読書をしてきませんでしたから、いきなり速読できるわけがありません。
参加した時に使った、ワークシートみたいなものを頼りに、読んでみたはいいものの、こんなんで良いんだろうか?
ってか、そもそも理解できてないかも。ということに気づきました。
ちなみに、教えてもらったことを完璧にやっているわけではないのですが、本を読めば読むほど、このセミナーに参加してよかった!と思いました。
むむむ。どうしよう。
1週間が過ぎ、2週間が過ぎ…
こんなことだと、後々、1週間に読まなきゃいけない冊数が増えてしまう…どうしよう。
自己流の目的を定めてみた。
焦る日々だけが続き、こりゃどうしよう…と思ったのですが、このままじゃらちがあかないので、
セミナーで教わった下記3つはやって、
1. この本から得たい情報は何か、を決める。
2. 本を最初から最後まで一定のスピードでペラペラめくる。
3. 目次をじっくり読む。
他に教わったことは、その当時の私にはうまくできなかったので、
代わりに、その本で一番言いたいことじゃなくても良いので、
4. 必ず、実行することを見つける。
ということを課してみました。
一旦、早く読むことは忘れて、やってみることにしました。
平日は、通勤電車の中だけ。
週末は、がっつり家で読書。
最初は、1週間かけて1冊読むのがやっとでした。
「この苦しみを乗り越えたら、楽になる。」はず、と言い聞かせて、読みました。
最初は、「えっ…まだ3冊…」とか「はぁー…まだ5冊」という感じでした。
ですが、読み終わった本が1冊、また1冊と増えていくと、ほんの少しずつですが、嬉しくなっていきました。
雲の中から抜け出せた!と思ったら、また雲の中へ
実行できることを探しながらの読書でしたから、週末にがっつり読んだ後、月~金はアウトプットの時間です。
何から始めたのかは覚えていませんが、コツコツと実行していきました。
月〜金の間に読んだ本の数だけアウトプットすることがあります。
実行することは、仕事に直接関わることだけではなく、
例えば、「はじめに」に、著者が、習慣とすることをひとつずつ増やすために、朝起きたらまず、ベッドメイキングをすることから始めました。と書いてあったら、「へぇ~、私もやってみよう。」というものもありました。
ちなみに、ベッドメイキングは、私の習慣にもなりました。
また、マイルール(my rule)の基本は、1書籍につき、1アウトプットですが、場合によっては、数冊からアウトプットを編集して、実行したこともあります。
それを続けて半年くらい経ったある日、仕事をしていて、「あー、こういうことか。」というような、モヤモヤしていたものがパッと晴れた瞬間がありました。
やはり、勉強と、アウトプットの大切さを実感した瞬間でもありました。
飛行機に乗っていて、雲の中から雲の外に出た瞬間みたいな映像が見えた感じです。
ですが、嬉しいのは一瞬で、またすぐに、雲が現れ、雲の中に突入です。
そりゃそうだよね。
数十冊読んで、アウトプットしただけですから、手に入るものは「その分」という感じです。
ですが、読書とアウトプットは裏切らない、という確信を得ることができたので、これがわかると、どんどん読んで、アウトプットしたくなっていきました。
「誰かがやったことをなぞってるだけじゃん。」って思われるかもしれませんが、当時の私には、それが必要でした。
想像力が乏しいのと、知識があまりにもありませんでしたから。
今も、これいい!と思ったことはマネさせてもろてます。ほんとにありがたい。
ちなみに、雲の中に入っては出て…というのは、4年くらい(4年も…)続きました。
やったぜベイビー、祝、目標達成!
読んだ本の内訳は、ほとんど、90%くらいが仕事関連の書籍。
たまに、5%くらい、経営者の本や、自己啓発本を読んで、励ましてもらっていました。
残りの5%は、趣味というか、好きな作家や単純に興味のある仕事以外の本を読みました。
そんなこんなで、
1年目、335冊読みました!!
最後の方は、1週間に15冊読まなきゃいけなくなったりしてキツかったですがゲーム感覚でどうにか読みました。
経済的には、1冊1,600円だとして、1ヶ月30冊だとすると、月々48,000円の出費でしたが、メリットしかなかったので、かなり安い自己投資でした。
年間300冊は読めよ。とか言うつもりはないですが、メリットしかないので、あたなに、ぜひ読書をおすすめしたいです。
私が習った速読法
フォトリーディングと書かれてあるので、とりようによっては誤解が生じるのかもしれませんが、私は習ってよかったです。
なぜかわからないけど、本を読めば読むほど、そう思う。
部分的にしか使ってないけれど。
ポール R.シーリィ (著), 神田 昌典 (読み手), 井上 久美 (翻訳)
私が受けたものとは違いますが、トレーニングもあるようです。
なんでも練習だと思いますが、やらないよりやった方が良いかもなと心底思います。
タイトル画像:Foden NguyenによるPixabayからの画像