こんにちは!Sueです。
昨日、夜ご飯に、カレーチャーハン的なものを作ったのですが、玉ねぎをみじん切りにしてたら、玉ねぎやろーに目をやられて、あまりの痛さに地団駄踏んでいました。
息ができなくなるくらい苦しくて、キッチンの窓を思わず開けたほどです。
寝るまで目がしばしばして、鼻水も止まらず。玉ねぎ、凄い。
昨日、ブログを書いていてふと思い出したのですが、「このままじゃいけない。」と思ったのは、体調がおかしくなったから、ということもあるのですが、『6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)』という映画の影響もありました。
先に言っておくと、教訓めいた話ではないです。
この映画は、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の変化を、実際2002年〜2013年の12年かけて撮影された作品。
映画の中心である少年メイソン(役)の家族、父(役)・母(役)・妹(役)の4人が12年間同じ役を演じ続けてたことで、ちょっと話題になってた気がする。
映画の最後は、こうやって、みんな大人になってくし、家族の形も変わっていくよね、でも愛は変わらず続くんだよね、みたいな感じで、観客はほっこり涙する。と思うのですが、私はなんか、目が覚めた、という感じでした。
私も、ほっこり涙はした記憶は、うっすらある。けどね。
なんだけど、なんか、見たくなかったものを見てしまった感がすごいあって、それが、日を追うごとに強くなっていって、でも、忘れちゃいけない気がするから、DVDは手元においておこう、と思った。
数日間、この映画を思い出しては、ボーっとしてたと思う。
なんていうか、何かに対する怒りのような感情も湧いてきてた覚えがある。
ずっと忘れられなかったのは、映画の中で、メイソンが親元を離れる日、お母さんが、「この日が来るとは思ってたけど、あなたは幸せそうだわ。私の人生ってあっというまよ。結婚して、子ども産んで、離婚して、再婚して、大学卒業して、やりたい職業についた。サマンサをカレッジに入れて、あなたをカレッジに入れて、次はなんだと思う?私の葬式よ。なんかもっとあると思ってた。」って言うシーン。
そうだよね、人生ってこんなもんなんだ。って…
………
えっ?こんなもん?
人生に期待したいんですけど。
……………
私、なにやってんだろう…急がなきゃ、って思ってた記憶があります。
いきなり、”自分の人生”(というと大げさに聞こえてしまうけど)を客観的に見るはめになったというか。
それまで、観てる間は、多かれ少なかれ感情移入してるけど、映画は映画、観終わってしまえば、エンターテイメントとしておもしろかったなー(おもしろくなかったなー)、くらいだったので、ほんとに衝撃的でした。
更に時間が経過するごとに、この映画に出会えたことに感謝するようになりました。
まあ、そんなことは置いといて、
お母さんってこんな感じだよね、とか、娘のこと心配する父親ってこうなんだろうなーとか、おじいちゃんおばあちゃんって、こういうところあるよね、とか、なんかわかる。というシーンも多くて楽しめたし、メイソンの成長と自分の成長が重なって見えたりもして、自分が若かれし頃の青春ってあんな感じだったりもするけど、今ではすっかり懐かしい過去の出来事だわ、ってちょっぴり寂しくもなったりしてさ。
興味があったら、ぜひ!
★amazon prime video >>『6才のボクが、大人になるまで。(Boyhood)』(字幕)
音楽も良かったよ!
タイトル画像:Mohamed HassanによるPixabayからの画像