英語学習

「小さな習慣」を積み重ねる。だめだめな自分から抜け出す、ゆるゆるな方法

こんにちは!Sueです。

留学経験はあるものの、もともと、英語を使った仕事がしたい!と思ったことはなかったし、子供の頃から勉強する習慣がなかったので、いざ勉強をしよう!と思っても、スタートすることができませんでした。

何冊か、英語の勉強方法について書かれた書籍を読んで、共通していた情報をもとに、こんなんでいいのかなー…と思いながら勉強してみたのですが、英語の勉強することを習慣づける前に、実際に勉強スタートするまでがまた長く苦しい道のりでした。

 

TOEICを受けようと思ったきかけ

それまで打ち込んできた仕事が割とひと段落して、なんとなく心にぽっかり穴が空いたような状態になってしまった頃、何となく転職を考えました。

これと言った特技も趣味もない私。

履歴書の内容がなんだか薄っぺらい。

TOEICの点数を書くことはできるけど、留学してたのに760点というのはなんだか恥ずかしい。

英語を使う仕事を探していたわけではないけれど、TOEICくらいは書いておきたいところ。

英語を丁寧に勉強してみたらどのくらい点数取れるんだろうか?

と思ったのと、

単純に何かに挑戦したかったこともあって、「なにか」を探すより、とりあえず英語をやってみっか、ということで、TOEICを受けてみることにしました。

 

やばい!勉強ができない。

いったん3ヶ月でどこまでできるかやってみることにしたはいいものの、勉強ができない!

英語の勉強方法がこれで良いのかも半信半疑だったし、3ヶ月かけてうまくいかなかったら嫌だなとか、そういう気持ちもあったけど、なにせ、英語に限らず、勉強したことがないので、どこからどうやってスタートしたらいいのかわからない!!

机に向かうことを習慣づけるのに苦労しました。

まずは、移動中、文法の本を読んだり、単語をそれとなく覚えたりしていましたが、会社から帰ってきて、「勉強をしなきゃ」と思ったとたんに、なぜかいつも以上に疲れを感じてしまって、だらだらしてしまうことが続きました。

勉強しようと思ったら、掃除始めるとか、そんな類いですね。

英語とは関係のない本も読みたいし。

 

計画を立ててはみたものの…
だめだめな自分とご対面

まず、『夢を絶対に実現させる60日間ワークブック』原田 隆史 (著), 原田総合教育研究所 (著)を読んで、目標の数字を決め、月・週・日の細かな計画を立てました。

TOEICで満点取るには…

計画を立ててる時は楽しいし、色々なペンも用意してノートをオリジナルで作ったりして、見た目も楽しくなるように工夫して(こういうところに気を取られるタイプです。)、これならいける!と思ってどうにかスタートすることができました。

ですが、2週間ちょっとですぐに挫折。

毎日ちょっとやって、ノート開いてー、ちょっとした日記も書いてー…

最初は楽しかったんだけど…

言うまでもなく、『夢を絶対に実現させる60日間ワークブック』のやり方がダメなのではなく、そもそも、現実的な目標を設定できていなかったのと、計画を立てて実行すれば、すぐに結果はついてくる、という感覚になっていたことが、挫折の要因だったんじゃないかと思います。

張り切りすぎというか、ツールに期待しすぎというか。

マジックワンドじゃないんだけど。

英語の勉強を始めて、1週間後、2週間後にやってみた模擬テストで良い点がとれるわけないんだけど、こんなに計画たてて、実行してるのに、だめじゃん、って。なりました。

「習慣化できない」ところに、「むりな目標」→ツールのせいにしていました。

正直、特に、1人でやるとなると、なかなか難しいのもある。

「何がなんでもやるんだ!」という意思の強さがあれば、高い目標を立てても、へこたれず実行できるんだと思うけど、ぬくぬくしていて勉強なんかしてこなかった私には、ぜんぜんだめでした。

だめだめな自分との対面にうんざりし、しばらく勉強を放棄。

しばらく、というのは、半年くらい。

ただ、この時に、机に向かって勉強する感覚みたいなもの(みんなこうやって勉強するのかー。)は、なんとなくわかった気がしました。

話はかなり脱線するけど、

今これ書いていて思ったけど、
あなたは あなたが 使っている言葉で できている』に書いてあった通りで、知らず知らずのうちに「ほらね、わたし、やっぱりなにやってもだめなんだ。」っていう答え合わせをしてたのかもな、と思った。

なるほどね。

ちなみに、『夢を絶対に実現させる60日間ワークブック』は、とてもわかりやすく丁寧に書かれているので、一度やってみてはほしい方法です。(やっぱり、高値で売られてる!)

できる人にはもってこいな方法です。

こんな本もあるようなので、興味を持った方は、こっちから読んでも良いかも。

最高の教師がマンガで教える目標達成のルール
最高の教師がマンガで教える目標達成のルール
原田 隆史 (著), 北田 瀧 (著), temoko (著)

 

「とりあえず3ヶ月続ける」を目標にしてみた。

あーあー、勉強できねーなー、続かねーなーとか思いながら、『キクタン TOEIC TEST SCORE 800』をペラペラ眺めていて、思った。

Day1(に覚える単語)、Day2、Day3…と、その日に覚える単語の最低ラインはこれにしよう。と。

ハードルを高くして、初日から、Day1〜Day10までやるんじゃなくて、ぐっと低く設定してみよう。

んで、週末とか、時間に余裕があれば、プラスで1単語、さらに余裕があれば、もうひと単語だけ覚えることにしよう。

文法の問題集も、同じ要領で進めてみよう。

リーディングに関しては、まずは、1つの問題を1週間かけてやってみよう。

「満点とる」と言う目標はそのままだけど、ちょっと横の方に置いといて、3ヶ月続けることを目標にしてみよう。

これで、どこまでできるか試してみよう。と。

このスピードだと、満点は取れないだろうけど、今の私には、習慣づけることをまずやらないと、この先も、何をやっても何もできない自分でいることになるかもなーと思いました。

ここからジャーニー再開です。

それまで、手作りカレンダーに、縦軸に、項目(英単語とか、文法とか)書いて、横に日付を書いて、やったら色を塗ってたけど、それもやめてみました。

んで、どうにか3ヶ月、続けることができました。

それにしても、たった3ヶ月なのに、長い長い…

とても苦しい旅でした。

 

喜んでいる自分をひたすら想像する。

なんか苦しいなー(←毎日。笑)と思った時は、ハイスコアの通知表を見て喜んでるところを想像していました。

「3ヶ月やり続けてよかったー!」と言ってる自分。

んで、英語を使う仕事を探してるわけではないので、聞かれないかもしれないけど、面接で聞かれて、ちょっとドヤってる自分を妄想していました。

それで何とか、勉強する方向に目を向けて、またイヤになってきたら妄想して…の繰り返し。



TOEICにも申し込んで、証明写真を撮ったら、クマも目立つし、なんかすんごい疲れているように見えたけど、まあすぐに変えられるわけじゃないからしかたないと諦め、もう逃げられない!という状況をつくりました。



正直、今も、この方法が私に合ってるかどうかはわからないんだけど、この時は想像することにも力を入れていました。

ほんとは、「想像する」「妄想する」ことがもっと自然にできると良いのかも。

結果は、860点で、嬉しかったかと言われると、嬉しくはなくて、安心した気持ちの方が強かったです。

3ヶ月あのくらい頑張って、この感情なんだなー(良いとか悪いとかではなく、冷静に感じている感じ。)と思いました。

 

『小さな習慣』スティーブン・ガイズ(著)

さて、もう少し早く出会ってたら良かったなーという本に、『小さな習慣』スティーブン・ガイズ(著)という書籍があります。

筆者のスティーブン・ガイズさんは、いつも年末に計画を立てては挫折するということを毎年繰り返し、ある年の年末に、フィットネスということが頭をよぎったそうです。

フィットネスの目標を達成するのに、どれだけの時間と努力が必要になるのだろう…と思っただけで気が引けてしまい、一歩踏み出すことができずにいたそうです。

ある日、「腕立て伏せ1日1回チャレンジ」というものをスタートさせてみたところ、これが習慣になり、半年後には、スポーツジムへ通うほどになったそうです。

そんなスティーブンさんが習慣化するための脳のメカニズムや、なぜ、モチベーションにたよってはいけないのか、ということをわかりやすく説明してくれています。

まず、脳についてですが、何かをした時の結果や長期的な利益を理解できる脳の司令塔である前頭前野が、大脳基底核という特定のパターンを認識し、それを繰り返し行うパーツに指示を出します。

前頭前野は、すぐにエネルギーを使い果たしてしまうので、大脳基底核に実務をやってもらわなければなりません。

なので、大脳基底核に習慣化したいことを前頭前野に指示を出してもらえれば、しめたもの!

これを実現するには、目標を達成するための課題、スティーブンさんの場合は、腕立て伏せ1日1回のように、バカげていると自分でも思ってしまうような小さすぎるのでは…とも思える課題を毎日の日課にすればいいと提案しています。

また、「モチベーション」というものは、時には効果があるので、全否定はしないけれど、感情に基づいたものなので習慣化とは別物、ということを言っています。

「感情」というものは何かの出来事、気分の落ち込み、体内の化学物質反応、ホルモン、健康状態、エネルギーレベルなどによって影響をおよぼされているので、「モチベーション」も、不確かなものです。

いつも元気な日だけが続くことは難しいのと同じく、モチベーションがUPした状態で何ヶ月も過ごす、ということも難しい。

何かを習慣化したい時は、モチベーションという感情を使わず、意志の力を使うことがミソなのですが、これも、高い目標・課題を最初から設定してしまうと、意志の力が上手く働かない原因になるので、これを上手く働かせるためには、わずかな意志の力でO.K.な、小さな習慣(腕立て伏せ1日1回)を実行すればいいとのことです。

1つ気をつけたいことは、腕立て伏せ1日1回を課題としてあげ、10回やる日があっても良いのですが、10回という回数を新たな課題としてすぐに変更することは、モチベーションが極端に働いている可能性が高く、続く可能性が低いため避けましょう。

この本では、「小さな習慣」を見つける方法、設定する方法、いつやるのか、などがstep by stepで具体的に書かれてあって、もっと早くに読んでたら!!と思いました。

おすすめです。

小さな習慣
小さな習慣
スティーヴン・ガイズ (著), 田口 未和 (翻訳)
※Kindle版へのリンクです。

 

表紙カバーもかわいいのだ。

 

タイトル画像:




Luisella Planeta LOVE PEACE 💛💙によるPixabayからの画像


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