多読

多読できるようになったのは、「読まなくてもいい」「完読しなくてもいい」ことにしたから。

こんにちは!Sueです。

突然ですが、私が多読できるようになった理由のひとつに、本を買うことをケチらなかったことがあげられます。

年間3冊しか読書してこなかった私が、30代半ばにして、いきなり年間300冊以上、本が読めるようになった話し。』に書きましたが、多読すると決めた時、1週間で8冊読まなければならない目標を設定しました。

スタートした時に、何から読んだら良いのかわからなかったので、本屋さんに行って、とりあえず、6冊買いました。

2~3冊どうにか読んで、次の本を読もうと思ったんだけど、自分で選んで買ったのに、なんか読みたくなくなりました。

目標を達成するのに、そもそも手元にある書籍の数が足りないので、amazonでも探して10冊くらい買い足し、この “なんか読みたくなくなった本” は、全く読まずに放置してみました。

んで、買い足した中でも、やはり ”なんか読みたくない本” というか、今の今、興味がない本が出てくるので、それも放置して、また買い足して、今、この瞬間に読みたい本を読む、ということをすることにしました。

というより、そうせざるを得なかった。

「多読&得たことをアウトプットする」と決めたので、積読になった本の数を気にするより、読んだ本に気を取られていたから。

そうすると、そのうち、途中まで読んで、あーなんか違うかも、と思ったら、放置する、こともできるようになりました。

良いか悪いかは別として、読書の途中で、気になることが出てきたら、一旦中断して、気になることを教えてくれそうな本を探して読む。

ある本を読んでいて、わからないことや疑問に思ったことが出てきたとして、それを見て見ぬふりをしても、心の声が邪魔をして、それ以降、ぜんぜん集中できず、文字を目で追ってるけど、読んでないことに気づいたから。

だったら、一旦ちょっと休憩しといてもらうかな、この本に。という感じ。

なので、うちには、まだ読んでない本、途中まで読んだ本、読んだ本、が常にある状態になっていきました。(今も。)

冊数は適当ですが、まだ読んでない本20冊、途中まで読んだ本5冊、読んだ本15冊という具合です。

こういう環境を作ろうと思って作ったわけではないですが、これが私には向いていました。

 

今振り返ると、年間で3冊しか読めてなかった時って、頭のどこかに、「この本を読み終わらなきゃ、次の本は読めない。」というよくわからないルールが存在していたように思います。

自分でワクワクして選んだのに、その本を家に帰ってきて改めて目の前にすると、この本を完読しなきゃいけないプレッシャーがどこからともなくやってきて、失敗が許されない気持ちになってしまっていたように思います。

失敗しちゃいけないと思えば思うほど、行動できなくなり、失敗が怖いから、やらない。

そもそも読まないことを選択していたように思います。

また、このルールが頭のどこかに存在してると、買った本を読み始めたまではいいけど、何かの理由(気分が乗らない。とか、そういうのでも。)で、どうにも途中で本を置いてしまった時も、身動きが取れなくなってしまいます。

もうこれ以上、読みたくないけど、読み終わってないので、次の本を買うことができないから。

そうこうしているうちに、気づけば数ヶ月、1年と経ち、結果、何も読まなかった。ことになってしまい、ああ、今年もまた読書をしよう!って決めたのにできなかったなー。で終わってしまう。

やっかいなのが、こうなってしまうと、「最後まで到達しなかった自分像」がつくられてしまって、どうせ次の本買っても読めないんだーって決めつけるようになってしまう。

そうすると、「何をやってもだめな自分像」が出来上がってしまって、それがほんとになってしまうから、怖い。

かといって、この本、面白くないなーとか、今自分が欲しい情報が載ってないなーと思った気持ちで本を読んでも、読書が楽しい経験にはならず、「読書はつまらないもの。」「苦しいもの。」というタグ付けをしてしまう可能性があります。

そうなってしまうと、人によっては、ほとんど始まってもいない頃から、読書嫌いになってもおかしくない。

それにしても、なぜ、こんなヘンテコなルールを無意識のうちに作ってしまうんだろうね?

 

少し話が脱線してしまうけど、今書いていて思ったけど、これ、読書に限った話ではないよね、きっと。

何かをやろうとしてもできない時って、必ず自分で勝手にルールを決めてるのかもね。

勝手に作り出したルールはどうやって見つけたらいいんだろう。

1つや2つじゃなさそうだけど。

見つかってルールを書き換えることができれば、無敵になれそうだよね。

 

話を戻すと、積読になった本が増えてきた結果、部屋の中に超小さい本屋さんが出来上がっているので、昨日買った本を読もうかなと手にとってみたけど「なんかこの本は、今読まなくてもいかもな。」と思ったら、その本はちょっと置いといて、別の本を探せたことがスムーズに読書ができるようになった理由でもある気がします。

この中になければ、また本屋さんに行ったり、amazonで購入したりしました。

「今読みたい本」は、鉄は熱いうちに打てじゃないけど、「今読みたい!」ので、わりと読めるですよね。

「今欲しい情報」は必ず手に入る。

んで、「そういえば…」と思ったら、途中まで読んだけどほったらかしにしていた本の続きも読めたりできるようになりました。

この環境は、あれやこれや買っていたので、気晴らし読書(仕事とは関係のない本を読む)をしたい時にも役立ちました。

amazon primeだと、届くのが本当に早いけど、気晴らししたいのは、「今」だから。

 

頭のどこかで勝手に、行動できないようにするためのルールをつくりあげてたみたいだけど、それを止めたら、欲しいものが手に入るようになったっていうことです。

本を沢山よめるようになりたいんだけど、なんかできないんだよなーっていう人は、1冊完読しなきゃいけない、と思い込んでるのでは?

 

♪探すのをやめた時~みつかることもよくある話で~

またこの歌。笑

この歌、ほんとにいい歌ですよね。

♪ウフッフ〜ウフッフ〜ウフッフ〜さ〜あ〜

タイトル画像:superjhsによるPixabayからの画像

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